「SSLについて 01」では、暗号化と暗号鍵についてお話しました。
SSLは、実際に その暗号化のしくみを利用してインターネット上での情報をやり取りしています。
SSLとは、「Secure Socket Layer」の略。アメリカのNetscape社が開発。
インターネット上で、情報のやり取りをするとき、パソコンからサーバへ。サーバから他のサーバやパソコンへ。
複数のパソコンやサーバを情報が経由します。暗号化した情報の送受信の仕方が、1つ1つのパソコンで違っていたら、情報がスムーズに送れません。
暗号化の送受信について、世界中で統一されたルール(プロトコル)を定めたものが、SSLです。
SSLで暗号化した情報が安全に送れるようになりました。
そのため、パスワードやカードの番号など、ネットショップや金融機関など、秘密厳守の取り引きも可能になりました。
通常のコメントや、メッセージなどは、SSLの設定がない場合がほとんどですが、ネットショップなどでカード払いなど、SSLがなければ怖くて取り引きなどできません。
SSLがない場合に、カード番号など送信しては、第3者に簡単にカード番号を読まれてしまいます。
ネットショップの精算ページや、金融機関の個人情報のページなどの情報を厳重に保護しなければならない場合は、SSLがあるでしょう。また、ホームページの登録手続きやパスワードのメールの受け渡しなども保護されているものもあります。
SSLによって、インターネット上を暗号化の状態でいることで、第3者には簡単に読まれません。SSLがあれば、盗難や改ざん、成りすまし、否認など、もしものとき、大切な情報を簡単に知られることはありません。
ホームページのどのページが保護されているのか、鍵マークで見分けることができます。
保護されているページは、鍵マークが表示され、通常のページは、鍵マークがありません。
ブラウザによって、表示位置は違いますが、「Internet Explorer」や「Safari」は、ホームページのURL(「http://・・・」で始まるアドレス)の右にあります。「Firefox」は、右下に鍵マークがあります。